【目的】運動イメージの評価が自宅退院後早期の活動範囲を予測する指標として用いることが出来るか明らかにするために,検者内信頼性,属性による特性,退院後早期の活動範囲との関連を調査した。
【方法】対象は,回復期病棟に脳卒中罹患で入院した25名。10m快適,最大歩行時間の予測と実測時間を計測し除したM/A比を運動イメージ評価として算出した。活動範囲は退院1ヶ月後に個人の生活空間の広がりを評価する指標であるLSAで評価した。属性はそれぞれ群間比較を行った。
【結果】M/A比は高い信頼性が得られ,退院1ヶ月後のLSAとM/A比は関連性を認めた。自己の歩行能力を過大評価している者は活動範囲が狭くなった。属性は前期高齢者群と後期高齢者群,歩行補助具有群と無群で有意差を認めた。
【考察】運動イメージ評価のM/A比は退院後の活動範囲を予測する一助となることが示唆されたが,属性による影響があると考えられた。