RADIOISOTOPES
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原著
α線及びβ線放出率測定のための多線式比例計数管計数装置
佐藤 泰山田 崇裕松本 幹雄山元 真一海野 泰裕柚木 彰
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ジャーナル オープンアクセス

2012 年 61 巻 3 号 p. 117-120

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抄録

表面汚染検査装置は,放射線防護のために広く用いられている。これらの表面汚染検査装置は,荷電粒子放出率が付与された面線源により校正される。一方,産業技術総合研究所は,計量の国家標準を担っており,荷電粒子放出率については,多線式比例計数管により面線源の測定を行い,面線源を仲介標準器として,校正業務を行っている。現在まで,100mm×100mmの面線源により,校正業務を行ってきたが,今回,新しい多線式比例計数管を導入し,100mm×150mmの面線源によっても,校正業務が行えるように準備作業を進めている。この新しい多線式比例計数管についての特性評価を行うとともに,校正の不確かさ評価を行った。今後,この多線式比例計数管を,表面汚染検査装置の校正等のための面線源に,荷電粒子放出率を付与するために用いていきたい。

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