RADIOISOTOPES
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造影FDG-PET/CT検査における担当看護師の被ばく線量とその低減の工夫―手順・動線を見直して―
柏崎 梨恵栃木 茂子小貫 美智子鈴木 一史坂本 攝
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2013 年 62 巻 11 号 p. 827-832

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抄録

FDG-PET/CTの際に造影CTを併用すると,すでにFDGを投与されている患者からの放射線被ばくを伴う。担当看護師の被ばく線量を測定したところ約1.5μSv/検査であった。造影剤の副作用の発生により担当看護師の被ばく線量は増加するが,担当した全検査から受けた総被ばく線量から求めた1検査あたりの平均被ばく線量は大きな差はなかった。看護師の経験年数により被ばく線量に差が存在した。PET/CT室の線量分布を把握して造影業務を行うことにより,一層被ばく低減が可能と考えられた。

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