原子力施設の廃止措置等に伴って発生するウラン系廃棄物を収納した容器中の
238U量を,パッシブγ線を用いて評価する手法を研究してきた。その結果,子孫核種の
234mPaから放出される二つのエネルギーのγ線(1001keVと766keV)を用い,廃棄物及び線源が偏在しても
238U量を定量可能な測定手法を構築した。本手法の実用性検証として市販のγ線分析システムであるCANBERRA製Qualitative and Quantitative(Q
2) Low Level Waste Assay Systemsへの適用性について評価した。
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