理化学研究所仁科加速器科学研究センター
2018 年 67 巻 10 号 p. 527-535
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著者らの研究グループでは,理研の気体充填型反跳核分離装置(GARIS)にガスジェット搬送装置を結合し,超重元素の化学的性質を単一原子レベルで解明するための新しい化学元素分析システムの開発を進めている。最近,106番元素シーボーギウムの長寿命同位体265Sgを製造し,超重元素初の有機金属化合物,Sgのカルボニル錯体の化学合成に成功した。本稿では,これらの研究成果とともにGARISが拓く超重元素化学研究の展望について解説する。
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