RADIOISOTOPES
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エンジン部品摩耗の測定
大野 明野尻 利明丸山 修三中島 泰夫
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1964 年 13 巻 5 号 p. 393-403

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抄録

ニンジン部品のうちバルブタペットおよびピストンリングを主としてJRR-2の中性子で放射化し, 約2週間冷却後, 1900cc4気筒, 水冷ガソリンエンジンに組み込み, 摩耗粉からの7線をシンチレーション・カウンターで連続測定およびサンプリング法で測定した。実験室での無負荷運転のほか, 実際の道路を走行して比較をしたが, バルブタペットの摩耗量は負荷に影響されず, 大体100回転あたり2~4×10-5mgの程度であった。ピストンリングはクロムメッキ面と側面の鉄の部分の摩耗量を別々に求めることができたが, ともに負荷による影響が結果に現われた。

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© 社団法人 日本アイソトープ協会
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