RADIOISOTOPES
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ダブルトレーサーによる堰堤漏水量の検討
平山 達長田 幸民
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1966 年 15 巻 5 号 p. 269-272

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抄録

土木関係へのRIトレーサー利用において, 堰堤を対象として潜流水経路とその漏水箇所を詮策した実験例はすでにいくつか報告されている。
本実験は, 対象の堰堤が多岐にわたる潜流漏水脈があると考えられていたが, その漏水量がどの程度であるか検討するために, 大規模RI希釈分析法を用いた。
トレーサーとしては, 131Iと非放射性ナトリウムのダブルトレーサー法を採用し, 前者はパルス投入による全計数比較法, 後者は断続投入による濃度比較法を行ない, 全漏水量を推定した。

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© 社団法人 日本アイソトープ協会
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