名古屋大学工学部
1968 年 17 巻 5 号 p. 199-202
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カドミウムは大きな熱中性子吸収断面積をもつので, 熱中性子照射に先立つ予備的な金の分離手段としてグラシーカーボンを電極とする電解法を利用した。金属カドミウム中の低ppbレベルの金を塩酸・硝酸溶液からグラシーカーボン陰極に電着させたのち, この電極を原子炉中で照射した。金の電着回収率は90%以上で, またカドミウム全量の約99.999%は電解液中に残留した。市販高純度カドミウム (純度99.999%) 中に約6ppbの金を見いだした。
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