RADIOISOTOPES
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接合形電界効果トランジスタによる大線量測定
中村 茂樹岡本 信一
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1987 年 36 巻 1 号 p. 1-6

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抄録
市販の接合形電界効果トランジスタに60Coからのγ線を照射して, ゲートとサブストレート・ゲート端子間の降伏電圧の変化量と照射線量との関係を液体窒素温度で測定した。その結果, 三菱製の2SK33が1.6kC/kg (6.0×106R) -260kC/kg (1.0×109R) の範囲で線量測定に使用できることがわかった。本法は液体窒素温度で測定する点を除けば, 安価でかつ簡単な線量測定の手法として有用であることがわかった。
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© 社団法人 日本アイソトープ協会
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