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傾斜線式位置読取法による中性子位置検出の可能性
前多 信博伊藤 眞堀口 哲男
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2004 年 53 巻 11 号 p. 611-615

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抄録
傾斜線式位置読取法による位置感応型比例計数管の, 中性子位置検出器としての可能性を調べた。アルミアングル板に天然ホウ素を幅約1mmの線状に10 mm間隔で5本塗り, このアルミ板をガスフロー比例計数管内に取り付けた。試作の計数管では, 陽極芯線に沿って傾斜した一対の位置読取線 (一方の位置読取線が陽極芯線に近づいていく時, 他の位置読取線は陽極芯線から離れていく) を張ってある。陽極芯線上に電子なだれが発生すると, 位置読取線と電子なだれとの距離に依存した電荷が位置読取線上に誘起する。この電荷を電荷分割法に利用した。位置: エネルギー2次元スペクトル上には, 5本のホウ素塗布線に対応する明瞭な分布が現れ, 今回の極めて簡単な構造の比例計数管が, 中性子位置検出器として作動する事がわかった。
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© 社団法人 日本アイソトープ協会
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