2016 年 10 巻 1 号 p. 4-33
地球上の生物の多く、とりわけ哺乳類は生命維持のために睡眠をとる必要がある。必要とされる睡眠時間は体質や年齢などで個人差があり、必要な睡眠時間は「日中に眠気を覚えず、しっかりと覚醒した状態を保てる」かどうか、一般的には成人の場合で6~7時間前後の睡眠時間が充足の目安とされる。 睡眠障害とは睡眠に対して不具合が発生することを指し、その種類は「不眠症(入眠障害・中途覚醒・薬原性不眠など)」・「過眠症(ナルコレプシー・突発性過眠症など)」・「概日リズム睡眠障害」・「睡眠関連呼吸障害群(睡眠時無呼吸症候群)」・「レストレスレッグ症候群/周期性四肢運動障害」・「寝ぼけ(睡眠時遊行症・レム睡眠行動障害・PTSDによる不眠など)」など多岐に渡る。 本検討は2015年1月から睡眠障害を抱えて日常生活に支障が出ていた38歳の女性被験者に対し、全6回のアロマセラピートリートメントを行い、KKスケール方法を用いてQOLの変化について観察ならびに考察したものである。