2013 年 7 巻 1 号 p. 34-51
子宮筋腫とは、主に子宮筋層内の平滑筋成分から発生する良性腫瘍である。症状の現れ方は、大きさや場所により様々だが、うっ血などが生じて月経の出血量が増えるために貧血になることがある(症状:倦怠感、疲れやすい、動悸・眩暈・息切れ、頭痛・肩コリなど)。下腹部に腫瘤感や膨満感を自覚することもある。 また、月経時に下腹部痛や腰痛を自覚することがあり、不正出血が続くことがある。筋腫が巨大になると、神経を圧迫して腰痛を起こしたり、膀胱や尿管を圧迫して排尿障害を起こすことがあり、さらに骨盤内の血管を圧迫して下肢に浮腫や静脈瘤をきたすこともある。 本検討は、子宮筋腫を患い、股関節の痛みや腰痛などを訴える被験者に対し、概ね14 日に1 度のアロマセラピートリートメントを9 クール行い、その結果についてKK スケール法を用いて記録し、QOL の変化を観察し分析したものである。