前号の液晶デバイスの信頼性(1)では、液晶デバイスの種類や構造、技術動向の概略を述べ、これより信頼性確保の観点から特に注目すべき項目は、「接着・接続に関わる信頼性技術」であることを導いた。この(2)では、その接着・接続の設計技術と試験結果を中心に、有寿命部品である冷陰極蛍光管の信頼性試験の結果を述べた。液晶デバイスの用途は拡大するものの適切な条件を設定することにより充分な信頼性をもって使用可能であるという結論を得た。しかし技術動向からも液晶デバイスの信頼性確保はこの接着・接続技術にかかっていると言える。