1996 年 18 巻 7 号 p. 561-564
近年急速に進歩しているエレクトロニクスを応用することにより自動車をより高知能化して、安全性を向上したASV(Advanced Safety Vehicle)の開発が行われている。^<1]>ASVは多種多様なDSSを体系化したものである。本報ではそのDSSの効果として特に車間距離警報装置DWS(Distance Warning System)と非常停止装置EBS(Emergency Braking System)を取り上げ、演繹的アプローチにより解析・評価し、致命的基本事象ないしMCS経路、あるいはそれらに対する改善策を提案する。