日本信頼性学会誌 信頼性
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5-4 信頼性寿命評価方式の検討とその応用に関する研究(日本信頼性学会第9回信頼性シンポジウム)
袖浦 稔鈴木 和幸
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1996 年 18 巻 7 号 p. 597-600

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抄録

製品の信頼性を保証するうえで信頼性試験は必要不可欠である。信頼性試験の一つに、製品の出荷前に潜在的な欠陥アイテムを除去することを目的とした、信頼性スクリーニング試験が挙げられる。このような信頼性試験を実施することで十分な信頼性評価をおこなったものとして製品が出荷される。一方、開発段階で想定された信頼度を確認する意味でフィールドデータの解析も実施されている。フィールドデータを解析する場合、一般にスクリーニング期間におけるデータを無視しフィールドデータのみにより解析を行っている。スクリーニング試験データとフィールドデータはともに母集団としての寿命特性に関する情報を有するゆえ、両者のデータを統合して寿命評価を行うことも考えられる。そこで、本研究では両者のデータを統合した寿命推定法と従来のフィールド寿命データのみによる寿命推定法との比較、検討をおこなう。

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© 1996 日本信頼性学会
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