筑波大学社会科学系
1998 年 20 巻 2 号 p. 100-106
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日本社会は国際化時代を迎えて、リスクマネージメントのあり方がきわめて重要な問題となっている。本稿では、経済学的アプローチの観点から、健康リスクと安全規制の国際化の問題、海外の格付け会社による銀行の信頼性の問題、および環境リスクと地球温暖化防止会議の問題を吟味する。その際、各国独自のリスクマネージメントが、国際化を通じてどのように収斂して行くか(または行かないか)が吟味される。