1998 年 20 巻 8 号 p. 584-587
IEC 60300-1「ディペンダビリティ・プログラム管理」, -2「ディペンダビリティ・プログラム要素とタスク」は制定され, 順次孫規格が作成され, 国内では300-1/-2のJIS化が進められている。ディペンダビリティ・プログラムは信頼性と保全性及び保全支援を包含する広い領域に亘る設計開発部門中心のプログラムである。保全支援はMIL規格での後方支援であるが、一般製品の設計開発初期段階でこのプログラムを設定することは実施困難な場合が多い。本文では各種のシステムや機器に対して保全支援に関係するタスクがどの程度適用できるかを保全体制との関わりで検討する。