日本信頼性学会誌 信頼性
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競合モデルに基づく劣化量データの解析(第11回信頼性シンポジウムREAJ)
稲垣 敬三鈴木 和幸
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1998 年 20 巻 8 号 p. 592-595

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抄録
一般に高信頼性システムは信頼性が長期間高く保たれるため、短い商品開発期間中での信頼性試験では、ほとんど故障が検出されず、故障時間のみを観測する従来の寿命試験に基づいて寿命評価をすることが困難となる場合が少なくない。このような状況を克服する為に、部品の故障時間と劣化量の間の関係式を構築し、故障分布の推定と予測を実現する研究がなされてきた。本研究では二つの欠陥発生機構から生じる劣化量を競合型変量効果モデルとして定式化し、母数の推定および予測を行なう。
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© 1998 日本信頼性学会
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