日本信頼性学会誌 信頼性
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分枝限定法を用いた線形連続型-k-out-on-n:Fシステムの最適配置算出アルゴリズム
花房 拓山本 久志
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2000 年 22 巻 7 号 p. 641-652

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抄録
線形連続型-k-out-of-n:F システム(Iinear consecutive-k-out-of-n:F system)は, n個のコンポーネントが直線状に配置され, 少なくともk個の連続するコンポーネントが故障している時かつ, その時のみシステムが故障となるシステムである.このシステムに関して, コンポーネントをどのように配置すればシステム信頼度が最も高くなるかといった問題(最適配置問題)がある.本論文では, 1)最適配置の必要条件を満足する配置のみを列挙(探索)し, 2)システムやサブシステムの信頼度を効率的に求め, 3)それらの信頼度を基準に無駄な探索を排除しながら, 最適配置を求めるアルゴリズムを提案する.そして, 計算機を使って実行時間を調査し提案するアルゴリズムの有効性を示している.
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© 2000 日本信頼性学会
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