航空輸送システムの安全性・信頼性の枠組み(交通システムの安全性・信頼性)
2015 年 37 巻 5 号 p. 212-219
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2015 年 37 巻 5 号 p. 212-219
航空輸送における近年の事故発生状況を概観した上で,その安全性と信頼性を形成する多様な基本的要素の中から,航空機耐空性基準の基本部分および整備タスクの定め方を述べる.ソフト面として.航空機の設計・製造から運航インフラと運航までを広くカバーする安全管理の領域では,最近になり航空安全プログラム(SSP)という取り組みが開始され,パフォーマンスベースの安全監督への転換が始まっている.SSPの概要を述べ,航空分野の認可事業者と規制当局との役割変化など今後を展望する.
