抄録
ここでディペンダビリティ管理システム(Dependability Management System,DMS)は国際規格IEC 60300-1,60300-2及び対応日本工業規格JIS C 5750-1,5750-2に基づいたものである。このシステムとは要求ディペンダビリティを実現するために必要となる諸ディペンダビリティプログラムとそこで設定されたプロセス全体を意味する。ライフサイクルコスティングの概念と手法はここで組み込まれるプログラムの一つである。一つのプロジェクトに組み込まれたDMS管理を最適化することで、プロジェクト全体の健全化を計るDMSモデルを提示する。それは基本線としてのライフサイクルコスティング手法に基づいた管理の役割が全てのプロジェクト進捗のための諸意思決定及び技術的選択の提案と支援とそのための意思決定への意義と主要な役割を持つことを論究する。