保育学研究
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第2 部 国際的研究動向
ドイツの保育関連施設における「質」について
― NUBBEK を中心に―
ランブレヒト マティアス
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2016 年 54 巻 2 号 p. 112-120

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抄録

本稿の目的は,ドイツに 2010 年に行われた NUBBEK(「乳幼児期における教育・世話・養育の全国調査」)の調査デザイン及び主な調査結果を明らかにすることである。NUBBEK はベルリン自由大学の Tietze, W. らの研究グループが中心に行われた共同研究プロジェクトである。

1.調査デザインについて

 乳幼児期における多様な保育形態を捉えるため,家庭外の保育関連施設(保育所,幼稚園,児童昼間施設)と家庭内における,保護者・親戚による保育的活用に注目したものである。

2.主な調査と結果

 4つのセクションから,ドイツの乳幼児期における構造的質及び教育過程の質と児童の教育・発達レベルが検証されている。(1)対象児の家庭内・外における「保育歴」,(2)保育関連施設の「質」を巡る要素,(3)家庭における「質」の要素,(4)家庭内・外の要因と対象児の発達・教育レベルの関係性。

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© 2016 一般社団法人 日本保育学会
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