筑波大学大学院人文会科学研究科 [日本]
2018 年 10 巻 p. 1-15
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本稿の目的は、広東語母語話者が生成する促音語における時間長の特徴を探り、広東語の入声韻尾による影響の様相を明らかにすることである。そのために、日本語母語話者、中国北方方言母語話者、広東語母語話者を実験協力者として促音と入声韻尾に関する録音実験を行った。そして実験結果を考察した結果、広東語母語話者は入声韻尾による干渉を受け、促音の先行・後続母音に入声韻尾の先行・後続母音と同様のパターンを使用し、特に後続母音を伸ばした特徴的な発音をする傾向があることが明らかになった。
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