実験音声学・言語学研究
Online ISSN : 1883-6763
フォーラム
ワードウルフを国際音声記号でやってみよう
IPA ウルフという音声学遊戯
福盛 貴弘
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2020 年 12 巻 p. 68-76

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抄録

本稿では、音声学の要素をふまえた知的ゲームとして、対人心理戦となる人狼をアレンジしたワードウルフを専門用語でやってみようという提案をする。ここでは、国際音声記号(IPA)をお題として進めるやり方を示した。ワードウルフは、多数派と少数派にお題として、それぞれ異なるワードが与えられ、少数派が誰であるのかを議論によってあぶりだすというゲームである。以下では、ワードウルフのゲーム流れ、ゲームのルールやコツ、今後の提案を示している。このことによって、音声学的基礎を、遊戯的要素をふまえて理解できることを期待する。

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