2013 年 11 巻 4 号 p. 160-163
近年、地方都市では人口減少や少子高齢化に直面している。そこで、いくつかの地方自治体は定住人口を増加させるのが困難になっているため、地域活性化のために交流人口を増やすことを試みている。その中で、ガイド型まち歩き観光は交流人口を増やす一つの方法として注目されている。本調査研究では、75の観光ボランティアガイド組織に対してアンケート調査をし、ガイド型まち歩き観光の地域活性化の効果を明らかにしようとした。その結果、観光ボランティアガイド組織は組織型とグループ型に大別でき、組織型はグループ型より効果をあげ、公益性を強く有している傾向がとらえられた。