2013 年 11 巻 4 号 p. 192-196
本研究は、国土政策としての主に首都圏を中心とした都市・地域計画と交通計画の課題とその方向性の一案を提案するものである。圏央道等周辺については、筆者が土地市場動向を行った結果、次の要因によって、当該区域への企業等の立地が進んでいる傾向があると推察している。<br>要因①広域道路交通網体系の整備と一部通行料金の低廉化<br>要因②商業の立地動向の変化<br>要因③災害に対するリスクマネジメント<br>それらの解決方法は、居住、産業、商業、農業の4つの空間をゾーニングして、その間をつないで、めぐって、楽しめる交通環境を整え地域全体として発展していく方策を提案する。