都市計画報告集
Online ISSN : 2436-4460
空き家バンクの運営実績向上施策に関するシミュレーション分析
木村 駿介新井 健森本 英嗣
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2013 年 12 巻 2 号 p. 48-53

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抄録

近年、市や県が増加する空き家対策として空き家バンクを開設しているが、登録物件数の不足が原因で、十分に役割を果たせていない。空き家改修補助金の支給策が実施されているが、補助金給付の仕組みの違いにより、効果が大きく異なる可能性がある。そこで、本研究では、より効果の高い空き家改修補助金の給付方法を探究するために、「登録物件の増加数」と「事業収支」の観点から給付方法を比較評価できるエージェントベースモデルを構築し、モデルの妥当性を検証したうえ、一地方自治体の空き家バンクを対象として複数の給付シナリオ下でのシミュレータを実行し、施策の比較評価を試みている。

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© (c) 日本都市計画学会
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