2014 年 13 巻 2 号 p. 78-83
本研究では、駅周辺地区住民へのアンケート調査結果に基づいて、「駅周辺に住むことの価値認識」の程度と諸要因との関係、さらに住民の意識構造を明らかにした。主要な成果とその考察は以下の通りである。<br> 生活環境評価や駅の存在価値は、駅周辺に住むことの価値認識の程度に深く関係しており、駅の存在自体がもたらす肯定的なイメージが駅周辺地区に住むことの価値の醸成をもたらしている。また、共分散構造分析の結果、駅の存在価値を表す「駅の魅力感」を高めることにより、「駅があることによる安心感」に繋がり、さらに「駅周辺地区に住むことの価値」や「生活環境に対する総合的な満足度」に大きな影響を及ぼしていることが明らかとなった。