富士山は2013年に世界文化遺産に登録された。しかし、富士山は解決しなければならない多くの課題を有している。本研究では、アンケート調査法を用いて富士山北麓地域の観光の動向を調査した。その結果、以下のポイントが明らかになった。鉄道駅の利用者は、電車や高速バスを利用して、家族や友人に小学生を入れた5~6名のグループであった。一人あたりの旅行費用は鉄道駅によりその金額が異なっていた。鉄道駅の利用者が重視する評価項目は見出すことができなかった。この結果を受けて、今後は滞在場所の違いによる属性や各種項目の違いを比較して、富士山北麓地域の観光特性を把握する。