都市計画報告集
Online ISSN : 2436-4460
富士山北麓における観光旅行に関するアンケート調査報告
世界遺産登録前の道の駅滞在者を対象に
菊池 佐智子山本 清龍勝俣 英里遠藤 淳子本郷 哲郎
著者情報
研究報告書・技術報告書 フリー

2016 年 14 巻 4 号 p. 364-371

詳細
抄録

富士山は2013年に世界文化遺産に登録された。しかし、富士山は解決しなければならない多くの課題を有している。本研究では、アンケート調査法を用いて富士山北麓地域の観光の動向を調査した。その結果、以下のポイントが明らかになった。道の駅の滞在者は、家族連れで、道の駅に20回以上の訪れるリピータであった。一人あたりの旅行費用は約33,757円で、道の駅によりその金額が異なっていた。道の駅の滞在者の多くは、富士山北麓の観光旅行に「日常からの解放」と「家族との団らん・交流」を求めていた。この結果を受けて、今後は滞在場所の違いによる属性や各種項目の違いを比較して、富士山北麓地域の観光特性を把握する。

著者関連情報
© (c) 日本都市計画学会
前の記事 次の記事
feedback
Top