滋賀県立大学
2017 年 15 巻 4 号 p. 188-191
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本調査の目的は,斜め堰を起点とする水路の周辺における土地被覆の分布傾向を把握することである。国内10例の歴史的用水を対象に,現地踏査と,地図分析を行ったところ,以下のことが明らかとなった。水路より川側では田が優占し,水路より山側では林地が優占している。したがって,地形に即した土地利用の有様が観察可能と考えられる。一方,水路より川側に市街地の集積が認められる例があり,都市化の進行にともなう景観の変質が明らかとなった。
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