都市計画報告集
Online ISSN : 2436-4460
花街を構成する建築物に関する分布の変遷
昭和初期から現在における金沢三茶屋街を対象として
谷 美咲坂本 萌岡崎 篤行
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2017 年 15 巻 4 号 p. 258-261

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抄録

花街は、伝統的な娯楽の場であり、日本の伝統文化を包括的に継承している。金沢の3つの茶屋街は、2地区が国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されており、重要な花街である。本研究では、1930年、1956年、1974年、2016年の花街における建築物の用途分布の変遷を明らかにすることを目的とする。結論の1つとして、昭和初期の茶屋分布は現在よりも広範囲に分布していたことが分かった。茶屋数は、ひがしでは1956年から1974年にかけて、にしと主計町では1930年から1956年にかけて大幅に減少した。

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