2017 年 15 巻 4 号 p. 345-350
都市部の小学校高学年の子供達にチョウ類・トンボ類を題材とした環境教育を行うことで、子供達がどれだけ各々の昆虫の形態を理解することができるか、またそれぞれ違ったバックグラウンドを持つ子供たちにどのようなプログラムがより効果的な昆虫の形態理解に繋がるかを分析する。分析には事前アンケートと絵、各回の授業で実施する振り返りシートなどのデータを用いて、ウィルコクソンの順位和検定とポアソン回帰分析を実施し、子供たちが描いた絵の点数の変化と子供たちのバックグラウンドとの相関をみる。