東京大学
2018 年 17 巻 2 号 p. 237-242
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本研究では,2007年から2017年に神奈川県内で発生した車両相互事故の時系列解析を,トレンドと季節変動に着目して行った.分析では,状態空間モデルを利用して県内各市の事故リスクをトレンド成分と季節成分に分解し,これらの成分を用いて市郡を類型化した.この結果,以下の結果が得られた.(1)事故発生件数は長期的には単調減少していたが,2017年にはわずかに増加した.(2)鎌倉市を除き,交通事故リスクは年の下半期に増大した.鎌倉市ではその観光地としての特性から,夏にリスクが増大する.
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