2020 年 19 巻 3 号 p. 330-337
本研究の目的は、新しいモビリティサービスの地域的な実装に向けて,地域住民の利用意向のプロセスを明らかにすることです。 特に本稿では、新たなモビリティサービスとしてのモビリティ・ブレンドの日常利用につながる要素とプロセスに焦点を当てます。 この目的のために、高蔵寺NTでの3つの社会実験の利用者へのインタビュー調査を実施しました。 分析にはグラウンデッドセオリーアプローチ(GTA)が用いました。 GTAの結果、利用に関連する7つの要素が抽出されました。 そして、GTAのカテゴリー関連の統合図によって、7つの要素から3つのプロセスを示しました。