都市計画報告集
Online ISSN : 2436-4460
質的データに基づく新たなモビリティ・サービスの利用意向プロセスの分析
高蔵寺NTのモビリティ・ブレンドの実証実験を通じて
大野 沙知子稲葉 久之金森 亮森川 高行
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2020 年 19 巻 3 号 p. 330-337

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抄録

本研究の目的は、新しいモビリティサービスの地域的な実装に向けて,地域住民の利用意向のプロセスを明らかにすることです。 特に本稿では、新たなモビリティサービスとしてのモビリティ・ブレンドの日常利用につながる要素とプロセスに焦点を当てます。 この目的のために、高蔵寺NTでの3つの社会実験の利用者へのインタビュー調査を実施しました。 分析にはグラウンデッドセオリーアプローチ(GTA)が用いました。 GTAの結果、利用に関連する7つの要素が抽出されました。 そして、GTAのカテゴリー関連の統合図によって、7つの要素から3つのプロセスを示しました。

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© (c) 日本都市計画学会
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