兵庫県立公園を対象として、都市公園の管理運営の改善を目的に、指定管理者制度における公園特性と管理運営評価との関係性を調査した。兵庫県立都市公園に関する計画や関連資料を用い、開園経緯や施設について整理し、公園特性を把握した。その後、指定管理者と指定管理者候補者委員へヒアリング調査を行い、指定管理者制度及び管理運営評価の実態を把握した。調査の結果、全ての兵庫県立都市公園において公園特性に基づいた管理運営評価が十分に行われていなかったことや、指定管理者が公園特性を活かした具体的な管理運営を十分にイメージできていないことがわかった。これより、公園特性をふまえた独自の管理運営評価を設定し実施することや、公園別のパークマネジメントプランを作成することを提案する。