本研究は、豊橋市内に立地する飲食店を対象にインスタグラムを用いてアンケート調査を実施し、新型コロナウイルス感染拡大による飲食店への影響を経営状況、業態変化、屋外空間の利用、支援制度の利用の観点から分析する。調査から、コロナによる飲食店経営への影響は、市街化調整区域に比べて市街化区域で大きいことがわかった。また、こうした市街化区域ではコロナ流行後にテイクアウトサービスや屋外空間の利用を開始するなどして経営状況の維持・改善につとめている様子がうかがえた。今後、飲食店の調整区域への出店、業態の多様化、屋外空間の活用などが一層進む可能性があり、こうした状況を踏まえたまちづくり、土地利用規制、支援制度等が必要であろう。