2003 年 2 巻 2 号 p. 71-75
開発許可制度は、本来禁止されている開発を一定条件の下で許可する制度であることから、技術基準も一般の建築基準より強い内容となっており。執筆者はまちづくり手法として積極的に活用すべきではないかと考えている。一方、各自治体で開発許可条例の策定の動きが活発となってきており、まちづくりへの積極的活用の可能性は高まる環境となっている。本稿は、開発許可条例の策定作業に関わらせていただいた時の知見をもとに、この観点から開発許可条例における自治体の独自性発揮の可能性を検討したものである。