2021 年 20 巻 1 号 p. 57-59
本研究の目的は、キャプション評価法に基づく手法を用いて、都市の植栽が歩行者の周囲の歩道の印象に与える影響を明らかにすることである。 分析結果は以下の通りである。 1)都市の植栽を整備された緑と未整備の緑の2つのグループに分類することが妥当であった。後者の状況下では、コメントがネガティブになる明確な傾向があった。2)ネガティブな印象を与える植栽は、最低限の選定しか行われていない、夜間に明るさが確保されていないなどの特徴があった。3)ポジティブな印象を与える植栽は、木漏れ日や夏場の涼しさなどを感じることができるなどの特徴があった。