2021 年 20 巻 2 号 p. 204-210
都市における公園や緑地は、緑の量や質だけではなく、居心地の良さが求められるようになった。COVID-19を契機に、さらに健康の維持増進、地域コミュニティ醸成、身近な都市活動の場などとして社会的な役割を持つものとして見直されている。本研究は㈱日比谷アメニスと千葉大学との共同研究の一環として、東京都立猿江恩賜公園で行った、公園利用者の行動特性からどのように公園が利用されているか基礎的な知見を得ることと、その調査方法を確立するために実施したモデル調査の研究速報である。