モンゴル・ウランバートル市では,自動車依存の削減を目的にBRTの導入が検討されていた.ここで,多くの居住者はBRTを詳しくは知らないと考えられるため,BRTの利用意向調査では,適切な調査票の設計が重要となる.本研究では,BRTの説明方法が利用意向に変化を与えるかどうかを検証する.具体的に,(1) 文章と写真,(2) 文章とイラスト,(3) 文章のみ,の3種類の調査票を利用したWebアンケートを実施した.ウランバートル市民79人の回答が得られ,それらは3種類の調査票にランダムに割り当てられた.結果,(2)文章とイラストの調査票が最も利用意向が高いことが分かった.この結果は,BRTの表現法がアンケート調査で重要であることを示唆する.