本研究では、地域活性化を目的としたスポーツイベントの事例研究として、「第6回 両河内ロゲイニング」事業における参加チームの居住地属性に着目し、データの整理・分析を実施した。結果として、(1) 全66組の参加チームのうち、静岡県内からの参加チームが全体の9割程度を占めていたこと、(2) 神奈川、愛知などの隣県からの参加も少数ながら確認できたこと、(3) 静岡県内の自治体に限定すると、静岡市内からの参加が6割以上で、静岡市葵区からの参加割合が最も高いこと、(4) 静岡市以外の自治体からの参加チームは3割程度で、静岡市に隣接する藤枝市や富士市、焼津市のほか、清水町や湖西市、浜松市などからの参加もあったこと、の4点が明らかとなった。