都市計画報告集
Online ISSN : 2436-4460
社会地区分析を用いた筑波研究学園都市の変容の記述
2010年から2020年の10年間に着目して
広兼 靖也雨宮 護
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2023 年 22 巻 2 号 p. 268-274

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抄録

本報告ではつくば市として大きな変化が発生していた2010年から2020年における社会の変化を捉えるために,社会地区分析を用いて,その結果からつくば市の変容の様子を記述した.分析の結果,①研究学園地区,TX沿線開発地区,周辺開発地区という区分に対応した社会地区が形成される一方で,この10年間で社会地区が多様化したこと,②特にTX沿線開発地区において大きな社会変化があったこと,③国家公務員宿舎廃止後の社会変化は,社会地区を変えるほどのものではなかったこと,④市南部で,他県に通勤する層やサービス職の増加があったことが明らかになった.

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