2024 年 23 巻 1 号 p. 48-
住まいの多様化に伴い、家族世帯が暮らすシェアハウスが登場した。従来からある単身型シェアハウスと、単身世帯と家族世帯が暮らす世帯混合型シェアハウスを対象に居住者の住意識を比較する。住み替え歴、シェアハウスでの他者との関わり実態と求める関係性、今後の住み替え意向をインタビュー、アンケートで調査する。住み替え歴ではシェアハウス型ごと、シェアハウス内の他者との関わりでは世帯類型ごとに異なる傾向がみられる。今後の住み替えでは全体的にシェアハウスの継続意向が高い。世帯混合型シェアハウスでは、異なる世帯類型の居住者が相互に影響を与え、シェアハウスでの子育て意向を持つ単身者が存在する。