都市計画報告集
Online ISSN : 2436-4460
京阪間のJR線・阪急線の2線路・2駅に挟まれた区域の駅周辺空間の特性
向日市から摂津市まで7市町の街路特性に着目して
前田 結子轟 慎一
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2024 年 23 巻 2 号 p. 171-

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抄録

都市のコンパクト化や拠点型都市構造が求められる中、都市機能を中心部に集積する動きがみられるが、本研究対象の京都府向日市から大阪府摂津市までの7市町は、JR線と阪急線の2線路が並走し2駅が向い合うことからウォーカブルな市街地が予想される。本研究では、まず2章で駅形成史や都市計画等から対象区域の状況を把握した。3章で、道路幅員・延長等を分析することで7市町の特性を比較した。4章では2駅間の街割や商業系エリアに共通性をもつ高槻・茨木を事例に、商業施設・医療福祉施設・公共公益施設の立地分析を行った。幅員の広い道路に線状に商業系地域があるパターンや、幅員の狭い道路のエリアに面的に施設立地があるパターン等が捉えられた。

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© 日本都市計画学会
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