都市計画報告集
Online ISSN : 2436-4460
既存交通手段とeVTOLの移動時間・所要金額の比較に基づくeVTOLの導入可能性に関する検討
九州地方の主要都市間の移動を対象として
谷川 淳志黒瀬 武史
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2024 年 23 巻 2 号 p. 299-

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抄録

近年、eVTOL(electric vertical takeoff and landing aircraft)の研究開発が世界中で進んでおり、日本でも導入に向けた実証実験やルート設計などの活動が各地で始まっている。本研究では、eVTOLの運用を仮想した場合に、既存の交通手段に比べて所要時間を短縮できる二地点の組み合わせを探り、eVTOLの実装によるメリットの大きい地点の条件を整理する。所要時間や所要金額に着目した分析の結果、湾などの海域や山地を挟んでおり、陸路を大きく迂回するルートにおいて、eVTOLの高い有効性が示された。

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© 日本都市計画学会
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