都市計画報告集
Online ISSN : 2436-4460
人中心の空間に転換された都心部駅前の広場における歩行・滞留実態に関する研究
なんば広場(仮称)の転換直後を対象として
道岡 蒼登高木 悠里嘉名 光市
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2024 年 23 巻 3 号 p. 382-

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抄録

本研究の目的は、なんば広場における歩行行動・滞留行動の実態を明らかにすることである。なんば広場は2023年に供用が開始された歩行者専用空間である。本研究では、通行量調査、滞留位置調査、滞留行動調査の3種類の調査を実施した。その結果、以下のことが明らかになった。(1)なんば広場内の動線は多様化し、広場周辺の通行量が増加している。(2)なんば広場で滞留する人の多くは、比較的短時間の滞在や休憩をとる傾向がある。(3)なんば広場供用前の駅前空間と比較すると、滞留行動が多様化している。

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© 日本都市計画学会
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