都市計画報告集
Online ISSN : 2436-4460
地域公共交通がもたらす社会的価値の定量的把握に向けた提案
既往研究のレビューに基づくロジックモデルの構築
植村 洋史菅 章逸見 拓弘西本 恒別府 英俊大野木 洋輔
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2025 年 24 巻 1 号 p. 8-14

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抄録

本研究では、地域公共交通が他分野に及ぼす波及効果として定義した社会的価値に着目し、社会的価値を論理的かつ定量的に把握するためのモデル構築を試みた。具体的には、既往研究における分析結果を参考に、地域公共交通が医療・福祉、地域コミュニティ、商業・観光、産業・地域経済、子育て・教育、交通安全・環境・インフラマネジメントなど他分野に及ぼす効果をロジックモデルとして整理した。また、定量的な社会的価値の把握を踏まえた地域公共交通政策の実現に当たっての課題を自治体へのヒアリングを基に整理し、課題解決のための施策についても提言した。

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© 日本都市計画学会
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