Review of Polarography
Online ISSN : 1884-7692
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改良型クロマトグラフ検出器
竹盛 欣男本田 勝
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1970 年 16 巻 5 号 p. 96-102

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抄録
DMEの水銀滴直径より十分小さい外径を有する細い毛細管(TWC)を直径1mm流出液導管中に同軸的に配置したクロマトポーラログラフ用検出器(Fig.1)を試作した.このTWC型DMEは,図に示すような細い管中に置いた場合も.対流ボルタンメトリー的挙動としてKimlaおよびその他の理論的解析およラ基礎実験とよく一致した挙動を示し,クロマトグラフ検出器として有用であることが見出された.本検出器を用いて純水中の酸素のクロマトグラムを10回繰返えし記録した結果,クロマトグラム面積測定値の変動係数は3.63%であり,試料純水量とクロマトグラム面積との比例性はほぼ良好であった.
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© 日本ポーラログラフ学会
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