理学療法学
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椅子からの立ち上がり動作に関する運動分析
星 文彦山中 雅智高橋 光彦高橋 正明福田 修和田 龍彦
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1992 年 19 巻 1 号 p. 43-48

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抄録

椅子からの立ち上がり動作の運動学的解析を行い,各筋群の機能的役割を考察した。計測方法 : ビデオ,床反力計,表面筋電図,及び殿部の離床を記録するためのマットスイッチ(自作)を用いて椅子からの立ち上がり動作を記録した。またビデオ,床反力計,表面筋電図は自作のトリガー発信器を用い同期記録した。分析結果 : 床反力は,動作開始直後下降,その後急上昇し,姿勢及び重心位置の変化を忠実に反映していると思われた。またその時の筋活動から立ち上がり動作開始時に体幹を前傾させることと重心位置を前下方へ移動させる原動力となっている筋群として縫工筋,大腿直筋さらに前脛骨筋が重要な役割を果たしていると考えられた。

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© 1992 公益社団法人 日本理学療法士協会
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